しょうゆは、瓶やペットボトル、パウチに入ってたくさん店頭に売られているわけですが、どんな風にしてしょうゆができるのでしょうか?
今回はしょうゆ麹を使って、お家で子供たちと一緒にしょうゆを仕込んでいきます。
時間をかけてゆっくりと熟成させてしょうゆが出来上がります。
植物、動物を育てるみたいにお家でしょうゆを育てていきますよ!
- しょうゆの作り方
- お家でのしょうゆの仕込み方
それでは、記事を読んでぜひもの知り博士になってみましょう!
醤油はどうやってできるの?
しょうゆは3つの材料からできている
しょうゆを作るには大豆、小麦、塩が必要です。
その3つだけでしょうゆができるんです。
不思議ですよね。
発酵、熟成の力で、しょうゆの香り成分は300種類以上あると言われています。
たった3つの材料で、芳醇な香りになるなんて発酵の力はすごいですね。
しょうゆって奥深い!
では、どうやったらしょうゆはできるのでしょうか?
しょうゆができるまで
大豆は蒸して、小麦は炒って砕いていきます。
その大豆と小麦を混ぜ、種麹を加え「麹」を作っていくのです。
麹室(こうじむろ)と呼ばれる麹を造る部屋に大豆、小麦、種麹を混ぜたものを入れていきます。
30度前後の温度をあてて3日間かけて麹をつくります。
そして、塩水を作り、しょうゆ麹に混ぜて「もろみ」を作ります。
その「もろみ」を6ヶ月~2年熟成させるのです。
熟成中は、酵素の力によって大豆のたんぱく質がアミノ酸、小麦のでんぷんがぶどう糖に変化します。
さらに乳酸菌や酵母菌の活躍で様々な変化が起こってくるんだそうです。
まさに発酵の力ですね。
熟成させたもろみを搾り、その搾った液体がしょうゆになるのです。
しょうゆキットを使って、しょうゆを手作りしよう!
しょうゆのお勉強をしたらいよいよ実戦
今回は大事な仕込みをしていきます!
手作り醤油に必要な材料
- しょうゆ麹 1㎏
- 塩 250g
- 水 1L (計量カップで水を量っておきます)
- 2.7Lの容器
- かき混ぜ棒 (菜箸でもOK)
- キッチンペーパー
- 除菌のためのアルコールスプレー
(2025/01/28 11:26:30時点 楽天市場調べ-詳細)
今回使用した容器はこちらです。
プラスチック製で軽いので、作業しやすいのが嬉しいです。
手作り醤油の作り方【仕込み編】
容器を綺麗にする
容器内とフタの内側にアルコールスプレーをして、キッチンペーパーで拭き取ります。
綺麗にしておきましょう。
食塩水を作る
容器に水1Lを入れ、塩を250g入れて溶かします。
水にはなかなか溶けにくいですが、大事な作業
きちんと混ぜ溶かしてください。
しょうゆ麹を入れる
塩が溶けたら、しょうゆ麹を入れます。
かき混ぜ棒で30回ほどかき混ぜます。
たったこれだけで仕込みの完成です。
8ヶ月発酵させる
仕込んでからゆっくりと発酵させて醸造させる期間8ヶ月
その間、醸造をさせます。
- 上の層に種麹、下の層に塩水がくる状態が塩分不均一の状態になるんだそうです。その状態になったら、容器ごとふり混ぜます。
- 月に数回、塩水を使って容器の内側をキッチンペーパーで拭きます。※20%の塩分濃度の塩水で
- ふたも20%の塩水のキッチンペーパーで拭いておきます。
冷暗所で保存
冷蔵庫で保存してしまうと、発酵がストップするので×
「もろみ」は2年ぐらいまでの熟成ができるので、半分は8ヶ月、残りは2年熟成など比べてみるのも良いかもしれませんね。
しょうゆキットで実際に作ってみた感想
感想
え?これだけでしょうゆができるの?
既にしょうゆ麹があったのでとても簡単に仕込みが終わりました。
あとはゆっくり熟成をさせて、8ヶ月後のお楽しみです!
1ヶ月後
仕込み時よりも、ほんのり茶色に色づいてきました。
熟成している証拠ですね!