実は今回、娘を出産した病院で臍の緒は渡していないと言われ泣く泣く諦めていました。
そこで何か記念に残る物が欲しい、どうせなら飾っておきたいなと思い「赤ちゃん筆」というものを探しはじめました。でも、ここは田舎・・・どうやって作れば良いのかすら何も知りませんでした。
「赤ちゃん筆」とは
別名「胎毛筆」と呼ばれており、まだ髪を一度も切ったことのない赤ちゃんの髪の毛を使って筆にしています。
胎毛は、赤ちゃんがお母さんのお腹のなかにいる間、羊水の刺激から守るための胎脂が剥がれないように大事に大事に赤ちゃんを守ってくれているのです。とっても重要な役割を持っているのですね。
皮膚細胞が完成する妊娠後期になると、徐々に胎毛が薄くなってくるんだそうです。頭部だけはなくならずに赤ちゃんと一緒に生まれてきます。その胎毛には毛先があり、とても柔らかく繊細です。ふわふわ。
どこで作れるの?どこで髪を切るの?
私はインターネットで検索して、いろいろある中から「光文堂」さんの赤ちゃん筆に辿りつきました。
筆や入れ物のデザインは派手すぎず、ずっと飾っていられるぐらいのシンプルさ。癖毛でも対応できるデザインと多種多様の取り扱い数でした。娘は癖毛ではないですが。
さすがに1歳前の娘の髪を自力で切るのには抵抗がありましたので、光文堂さんの筆を取り扱う最寄の理容院を探しました。
理容院にお願いする理由は、赤ちゃん筆用に切ってもらい、さらに髪の毛を整えてもらえます!
ありましたよ!!!
「赤ちゃん筆」近くの取り扱い店はこちらから検索できます!
株式会社光文堂
http://www.argo-plus.biz/kb_dairiten/phpsqlsearch_map.html
全国になんと4万件の取り扱い店舗があります。多くの理容、美容院から支持を受けているのだと感じました。
私の住んでいるところは田舎の町ですが2店舗もありました。そのうちの1店舗は私でも歩いて行ける距離でしたので、そこへ予約の電話をして娘と一緒に行ってきました。
事前に予約をしておくとあまり待たずに切っていただけるので事前予約をおすすめいたします。混雑時は難しいかもしれませんがそこは各店舗さんにてご確認くださいね。
髪の量はどのくらい必要?
筆の種類にもよりますがだいたいは 、
長さ:約6cm以上 量:約8mm以上(鉛筆の太さくらい)があると安心です。
もっと高級な筆にしたい場合はもう少し長さと厚さが必要です。
切ってみると男の子みたいに短くなりすっきりしたようでした。
わたしが娘を抱っこして椅子に座り、そこで髪を切ってもらいました。髪を切る人が1人、娘をあやす人が1人で3人がかりでの散髪となりました。
息子の初めての散髪の時はギャンギャン泣かれてしまったので、娘はとてもスムーズに感じました。
されどまだ0歳。大人しくしている訳でもないのでなるべくその場に留めるために必死にあやし続けました。
作った胎毛筆が届きました
理容院でカットをお願いし、そのまま理容院経由で注文までお願いしてきました。
注文後約1ヶ月前後で「届きました」との電話が入り確認してきました。
商品を手にとってみると・・・メッセージ付きです。どんな感じなのかわくわくします。
桐の箱にきちんと胎毛筆が入っていました。筆には誕生日、名前が入っています。
毛先は娘の髪の毛なので黒々ととていました!癖毛ではなかったのでまっすぐな仕上がりとなりました。かっこいい・・・これは、飾ろう!と真っ先に決心しましたよ。
今回はオプションは付けずに注文しました。娘はまだ小さいのでしばらくは我が家の家宝になります。
別途100均でケースを買い、お好みの花などでデコレーションしても可愛いかもしれません。
また、子どもが大きくなった時、成人式や結婚式の時にプレゼントをするというサプライズも多いようです。
その時にしか取れない、世界でたった一つだけのプレゼントにもぴったりです。